コロナ対策であってもプライバシールールが重要な理由 プライバシー侵害は必要悪であって、善ではない

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シンガポールは独自の追跡アプリ「TraceTogether」(写真:REUTERS/Edgar Su/File Photo)

新型コロナウイルスによって、あらゆる経済活動が自粛の影響を受けている。そして10億を超える人々が屋内避難に追い込まれている。この厳しい時代は、一体どのように終息するのだろうか。

一部からは、若くて身体が丈夫な人たちから順に仕事に出すという選択的なアプローチを提案する声が上がっていた。しかし、疫学者らは、健康への重大な影響を指摘した。結局、この戦略は多くの地域で却下されている。

現在、受け入れられている唯一の解決策は、大規模な検査、追跡、感染者と接触した人の特定により、段階的に制限を緩和するというものだ。人口の100%を検査することは不可能であることから、最終的な解決の糸口は経路特定の体制を確立することにある。

プライバシー保護が大きな問題に

必要最低限の規模で経路を特定する唯一の現実的な方法は、携帯電話から得られる位置情報データを活用することだ。このアプローチでは、2人の人間が携帯しているデバイス、つまりBluetoothシグナルが一定の時間以上近くにあった場合、「接触」があったと見なされる。

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