駐車場にシェアリングの波 通信大手も相次ぎ進出
数年前にベンチャーが始めた駐車場のシェアリングサービス。ドコモやソフトバンクも参戦、本格普及の起爆剤となるか。
写真:駐車場に困ったとき、「akippa」ならアプリで探して予約できる(撮影:梅谷秀司)
駐車場の予約サービス「akippa(あきっぱ)」を利用するドライバーが増えている。
都内に住む大の野球好きのAさんは、週末に家族と車でプロ野球観戦へ出掛ける際、前日までにスマートフォンで駐車する場所を予約する。「球場の駐車場はいつも満杯。周辺のコインパーキングも大抵埋まっているし、路上駐車は取り締まりが厳しい。akippaのアプリで球場近くの駐車場を予約しておけば、現地で困らずに済む」と話す。
このサービスには三つの特徴がある。まず、使いたい駐車場を時間単位で予約(1日単位の物件もあり)できる点。駐車代は予約時にスマホで決済する。2点目は料金の安さ。立地によって駐車代は異なるが、近隣のコインパーキングよりも2~5割安い料金設定になっている。
企業や個人の駐車場を一時的にシェアする
そして三つ目は、登録されている駐車場が一般的なコインパーキングとは大きく異なる点だ。Aさんが埼玉県所沢市の西武球場(メットライフドーム)に行くときによく使う登録駐車場は、住宅街にある遊休地。土の地面に白線を引き、番号を記しただけの更地で、コインパーキングのような看板や機械設備はいっさいない。
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