米国政治に詳しい久保文明・東京大学教授に、トランプ米政権に対する評価と今後の展望を聞いた。
──ロシア疑惑などでトランプ政権に対する批判が高まっています。トランプ大統領の問題点は?
トランプ氏は三つの「I」に基づいて政策を決める傾向がある。intuition(直観)、impulse(衝動)、ignorance(無知)の三つだ。ヤマ勘とその時々の気分で、影響を十分に考えず何も知らないまま政策を決定しているおそれがある。トランプ氏には、大統領としての資質の部分で危うさを感じる。
──トランプ氏は大統領就任から4カ月経ちました。その評価は?
大統領に就任してしばらく経てば勉強して変わってくれるだろうという願望が共和党にはあったが、見事に外れた。政策のディテールについて勉強する意欲は欠如したままだし、言わなくていいことまで言わないと気が済まない性格は変わっていない。今後もおそらく変わらないだろう。
──ロシア疑惑はどこまで深まるのでしょうか。
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