フュービックの「Dr.ストレッチ」って何だ トレーナーに筋肉伸ばしてもらう有料サービス
街に「ストレッチ屋」の看板が目につくようになった。ストレッチって、風呂上がりにやるアレ? おカネ払ってやってもらうの? 筋肉さながら伸びる新業態を探った。
[ポイント1]
プロのアスリートが受けるような本格的なストレッチをマンツーマンで施してもらえる、を売りに成長。100店超、利用70万人に。
[ポイント2]
保険診療でなくリラクゼーション業だが、価格競争避けるためリラックスさせない。利用者眠らせず、筋肉や関節の状態を意識させる。
[ポイント3]
意欲と情熱あるアスリート人材を採用。ピラミッド型にキャリアアップする研修で目標と達成後の報奨を明確化、やる気を引き出す。
「では、開きますよ」。男性トレーナーはそう声をかけてから、仰向けに横たわる記者の片脚を持ち上げた。脚が頭側にゆっくり倒れるにつれ、普段意識していない筋がじわじわと伸びる実感がある。そして痛い。鋭い激痛ではないが、少しずつ気が遠くなるような感覚がする。天井の照明の電球を数えて、何とか痛みをやり過ごした。
ここはストレッチ専門チェーン・Dr.ストレッチの神楽坂店(東京都新宿区)。プロのアスリートが競技の前後に受けるような本格的なストレッチをマンツーマンで施す、という触れ込みの新興チェーンだ。筋肉の奥深い部分=深層筋は自分自身では伸ばしにくいが、独自技術を習得したトレーナーなら体に負担をかけずに程よく伸ばせるのだという。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら