アンケートや公開情報で得られた独自情報で強い大学を探る。
東洋経済は「本当に強い大学はどこか」の問いに答えるべく、比較可能なデータを用いてランキングの算出を行った。対象は、今年2~3月に全大学向けに行ったアンケートに回答し、かつ2014年度の財務諸表が入手できた大学(株式会社大学や、同一法人内に複数の大学が存在する場合、決算数値が同じことを考慮して1大学のみを対象)。総合ポイントを算出できた大学は510大学となっている。
このランキングは、学生に付加価値を与える「教育力」、その結果としての「就職力」、その基盤となる「財務力」に、グローバル時代への大学の対応力をみる「国際力」の4視点で構成。それぞれ2~4項目の指標を設定し、計12指標を偏差値に換算。合計を12で割った値を総合ポイントとし順位づけしている。
教育力・就職力・財務力・国際力の4つの視点で評価
教育力では3項目を指標として採用。「教育研究充実度」は、各大学が教育や研究に対してどれだけおカネを使っているかをみる。国公立大と私大では会計基準が違うため、それぞれ計算式が異なるが、数値の高いほうが教育研究を重視しているとみている。「科学研究費補助金(科研費)」は、大学の研究者や研究者グループに国から交付されている補助金。科研費の多い大学は、研究水準が高く、教育の面でもプラスに働くとみている。「教員1人当たり学生数」は、その数値が低いほどきめ細かく学生を指導できると考えられる。
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