大学は淘汰の時代へ! 乗り越えるべき4つの試練

一段と進む少子化と押し寄せるグローバル化の波──。日本の大学は、激変する環境に対応できなければ生き残りが難しい時代に突入している。
ここ数年、18歳人口は120万人程度で推移し小康状態にあったが、2018年以降、再び減少スピードが増す。23年の同人口は110万人と予測されており、今後7年間で10万人減ることになる。
現在の大学進学率は5割なので、このままだと7年後には大学志願者が5万人減少する公算だ。すでに入学定員を満たせない私立大学が年々増加しており、15年度は43%の大学が定員割れとなった。
今後、国の少子化対策が奏功したとしても大学が恩恵を受けるのは当分先のこと。18歳人口の急減は「すでに起こっている未来」(小林浩・リクルート進学総研所長)なのだ。
少子化で打撃を受けるのは大学だけではない。国内市場の縮小で、企業は海外展開をますます強化していく。産業界からは語学力だけでなく、国際感覚に優れ海外のビジネスパーソンと対等に渡り合える人材を求める声が強まっている。
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