ジャイアントが仕掛ける 新インバウンド戦略 自転車世界トップ

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インバウンドを渇望する自治体が熱視線を向ける台湾企業。その壮大な戦略とは。

5月19日夜、滋賀県守山市の琵琶湖湖畔のラフォーレ琵琶湖。ホテル内にオープンしたばかりの「ジャイアントストア びわ湖守山」の視察のため、台湾に本社を置く世界最大の自転車完成車メーカー、ジャイアント(巨大機械工業)の劉金標会長、羅祥安社長、劉会長の息子で近く後継者になるとうわさされる劉湧昌・最高執行責任者が顔をそろえた。異例ともいえるトップ3の訪問に対し、地元滋賀県と守山市による歓迎会が開かれた。

琵琶湖湖畔でジャイアント関係者と滋賀県、守山市の首長が記念撮影(上から2番目)。中央が劉金標会長。その後、一緒にコースを試走

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琵琶湖名物の「鮒(ふな)ずし」と地元の辛口の日本酒に舌鼓を打ちながら、不思議な親密さが会場を包んでいた。本来ならば、行政が絡んだこの種のイベントはお決まりの堅苦しいあいさつが続いてあっさり散会となる。ところがこの場は、満面の笑みを浮かべた男たちが手をつないで記念撮影を延々と続け、なかなかお開きにならなかった。

その理由は今年のゴールデンウイークに、宮本和宏・守山市長や地元観光事業者が大挙して台湾に渡り、ジャイアントの自転車で台湾縦断を実行したことにあった。ジャイアント側との交流もたっぷり行われ、濃密な「自転車体験」を共有していたことが打ち解けている原因で、すでに「チャリ友」になっていたのである。

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