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フェイスブック創業者の巨額寄付が映すトレンド 「インパクト投資」という新しい寄付の形

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フェイスブック創業者の巨額寄付が映すトレンドローラ・タイソン 米大統領経済諮問委員会元委員長/レニー・メンドンカ マッキンゼー&カンパニー前取締役 米フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグ氏とその妻プリシラ・チャン氏は2015年12月、自社株約450億ドル(約5.3兆円)を慈善事業に寄付すると発表した。慈善団体ではなく投資会社に寄付するという。このため、営利目的に使われる可能性もある。

ザッカーバーグ夫妻の決断については、「宣伝目的だろう」との非難の声も出ている。中には「彼はポケットのお金を別のポケットに移しただけで、かなりの宣伝効果を手にする」などと批判する声もある。しかし、実情は異なる。夫妻が選んだのは、従来型の慈善目的の寄付と、「インパクト投資」といわれる新タイプの寄付との組み合わせであり、これからの時代に最もふさわしい寄付のあり方と言える。

従来型の慈善目的の寄付は、役所の要求に応じたり、株主還元したりといった義務感にとらわれることがない。大胆なアイデアの実現のために資金提供したり、解決までに数十年間を要するような社会問題に対しての資金支援もできる。

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