実名での登録を原則とするフェイスブック。個人が特定されやすいうえ、友人の友人など、見ず知らずの人に情報が伝播しやすい。気軽な書き込みが思いがけないトラブルに発展する可能性もある。
インターネット上の法律問題に詳しい落合洋司弁護士は、「SNS上のトラブルに警察は積極的に動かない。利用規約は専門用語が多く難解、と知識を持たずに使用する人がいるが、慎重な使い方が必要」と警鐘を鳴らす。素朴な疑問や実例を基に、防衛策をまとめた。
基礎編
書き込みの著作権の所在や、法的位置づけなど、 基礎的なポイントを押さえよう
Q1 不用意な書き込みは法律で罰せられることがあるのですか
フェイスブックなどSNSへの書き込みは、原則として、インターネットの掲示板などへの書き込みと同じ扱いを受けます。
そのため、(1)個人の特定が可能な具体的な固有名詞が含まれている場合、(2)他の情報と照合することで特定の個人を識別できる場合には、「個人情報保護法第2条」により保護対象となります。また、他人への誹謗中傷や人格権を侵害する内容は、民事上の不法行為、刑事上の名誉毀損や侮辱と見なされる場合があります。
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