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「自宅が登録有形文化財」築150年の旧家に住む夫妻、13代目が守る"誇り"と"維持"のリアル 群馬県太田市・片山家住宅

群馬県太田市で農業を営む片山さん一家。現在も主屋で暮らしを営んでいる(写真撮影/相馬ミナ)
当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です
立派な長屋門を構えた家の前には、長男の洋平さんが農業をする農地が広がる(写真撮影/相馬ミナ)
間取り図(画像:SUUMOジャーナル)
建築当時の状況をなるべく保ったまま、暮らしが営まれている(写真撮影/相馬ミナ)
土間で談笑する英彌さん(右)と長男の洋平(ようへい)さん(左)、次男の昇平(しょうへい)さん(中)。太く立派な大黒柱や梁に「日本の古城を見ても驚かない」と英彌さん(写真撮影/相馬ミナ)
表にある登録有形文化財の看板は、太田市教育委員会によって立てられたもの(写真撮影/相馬ミナ)
江戸時代や明治時代の家具も愛用し、センスよく住みこなしている(写真撮影/相馬ミナ)
洗面所には昔、実際に使われていた手水があった(写真撮影/相馬ミナ)
裏庭の紅葉を眺めながら食事をしたいと、ダイニングのサッシを断熱性のある大きな木製窓に付け替えた(写真撮影/相馬ミナ)
ダイニングの古い水屋はそのまま使用。代々の食器がぎっしり収められている(写真撮影/相馬ミナ)
妻の美枝子さんお気に入りの江戸時代の平皿(写真撮影/相馬ミナ)
井戸自体は現在まったく使用していないが、井戸屋が文化財の一部として登録されており、維持管理を続けている(写真撮影/相馬ミナ)
思いや当時のことを丁寧に説明する英彌さん(写真撮影/相馬ミナ)
もっとも格式の高い座敷には江戸末期の襖絵がある。襖上の垂れ壁の右半分が白いのは、同質の材料が見つからなかったため(写真撮影/相馬ミナ)
南側の広縁付きの座敷。部屋の雰囲気を壊さない家具を選んで置いている(写真撮影/相馬ミナ)
広縁の一角に据えられたパソコンコーナー(写真撮影/相馬ミナ)
唯一エアコンがある寝室でもおしゃれな暮らしぶりがうかがえる。障子を開けると裏庭の景色を楽しめる(写真撮影/相馬ミナ)
堂々とした構えの長屋門だけで33坪と大規模。庭木の手入れや広い敷地の固定資産税もバカにならない(写真撮影/相馬ミナ)
敷地内の2つの蔵も登録有形文化財で、大きいほうは物置に、小さいほうを趣味の離れとして利用している(写真撮影/相馬ミナ)
電気の配線をし直し、オーディオルームとしてしつらえた蔵の2階。蔵には囲炉裏もなく光も入らないので木材が黒くなることもなく築150年とは思えないきれいさ(写真撮影/相馬ミナ)
ハーモニカコンサート開催時の様子(写真提供/片山さん)
幼いころのご兄弟の写真(写真提供/片山さん)
修繕と並行し、埃だらけで養蚕棚が放置されていた2階を片付けると、大黒柱が映える大空間に。新たにレトロな照明器具やハンモックを備えた(写真撮影/相馬ミナ)
奥に見える2階建ては、傾きかけた蔵を解体し、軸組を再利用して建てた農作業のための建物。1階では収穫した野菜の梱包作業、2階では打ち合わせができる(写真撮影/相馬ミナ)
「自宅が文化財」。すごいパワーワードだと思った。群馬県太田市で農業を営む片山さん一家は、明治期に再…