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"引き出し屋"に1300万円で望みを託した母の闘い

悠一さんの遺影の前で手を合わせる松本さん。「悠一にひどいことをしてしまった。生きてさえいてくれればよかったのに」と思わない日はないという(筆者撮影)
「就職・自立成功率 6ケ月までに95%」などと書かれたあけぼのばしのパンフレット。長年、孤独や社会の偏見に悩み続けた、ひきこもりの子どもを持つ親はこうしたうたい文句にいちるの望みを託す(筆者撮影)
「命日は生きた証であり 人の尊げんです」。裁判を進める中で松本さんが書いたメモ。死後2週間経って見つかった悠一さんは命日すらわからない(筆者撮影)
悠一さんが餓死状態で見つかったアパートの部屋の前で、手を合わせたり、ハンカチで目頭を押さえたりする松本さん。いつまでも動こうとしない背中が細かく震えていた。2019年11月、熊本(筆者撮影)
2024年9月、最高裁判所である母親の訴えが退けられた。20年以上、ひきこもりの状態にあった長男を、問題…