1位は豊田工業大学。トヨタ自動車が創設し、財政を支援する。学生数500人程度の小規模校だが、就職率100％で400社就職率は全国1位。実践的な開発型の技術者・研究者を育成している。潤沢なトヨタの支援で国立大学並の学費を実現。自己資本比率も高い。総合順位でも7位と早稲田大学、慶應義塾大学に次ぐ私立3位だ。
2位はトップに僅差で名古屋大学。中部を代表する国立大で総合でも8位に入る。海外留学協定校数は早稲田大学、東北大学に次ぐ全国3位。科学研究費補助金（科研費）や上場企業役員数などが高水準だった。
3位は金沢美術工芸大学。1946年設立の金沢美術工芸専門学校が前身の公立大学で23年10月に金沢大学工学部跡地の新キャンパスに移転した。23年度は17億円の固定資産の物品受贈益で経常利益が18倍に急拡大。特色ある優良大学だが、今回は特殊要因が大きい。
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