地方創生に必要なのは、稼ぐ民の力だ
サポーターセッション 2
クラウドソーシング×ファンディングで地方が変わる?
石井芳明氏、田鹿倫基氏、竹井智宏氏、齋藤隆太氏、田中優子氏
ベンチャー、新規事業を支援する経産省の石井氏は「誘致には限界があり、地域から出る芽を育てる応援をしたい」と話す。クラウドを使った新しいビジネスで、企業と働き手を直接結ぶクラウドワークスの田中氏は「どこに住んでいても仕事ができる仕組みで地方を元気に」。齋藤氏はクラウドファンディングの仕組みを使って「地方から流出する人と地元との接点を保ちたい」という考えを語った。ベンチャーと組んで自治体プロジェクトを進める田鹿氏は「地方での役所に対する信頼を生かし、日本一組みやすい自治体に」とアピール。東北でベンチャー支援する竹井氏は「共感ベースの仕組みはさまざまなリソースを集められる」と指摘。ファンドで起業家を被災地に呼び込む試みについても語った。
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サポーターセッション 3
産学官連携×地方創生―
遠野みらい創りカレッジから始まる『みんなの』地域創生
石田久男氏、堀井秀之氏、浅沼亜希子氏、花房明子氏、樋口邦史氏
岩手・遠野市では、富士ゼロックスのコミュニケーション技術を基に、廃中学校を舞台として行政、地域コミュニティ、企業、大学が地域創生活動を行うみらい創りカレッジが開かれている。大人が泊まる民泊の拡大、国内外の大学生が参加したイノベーションサマープログラムなどの成果が紹介され、石田氏は「大学生と交流した地元中高生の視野が広がった」。浅沼氏は「大人の受け入れで民家側の楽しさが増している」と述べた。カレッジ参加者で、遠野とイタリア姉妹都市との産業交流による新規事業を提案した花房氏は「本業とのCSV(共通価値創造)になる」。堀井氏は「地域を何とかしたいという思いの共有」を強調。樋口氏は「立場の違いを越える難しさもあるが、じっくり取り組む」と述べた。
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