今週の重要トピックス
今週はスウェーデンとノルウェーでノーベル賞各賞の授賞式が行われました。ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳代表委員は、受賞演説で「『核のタブー』が壊されようとしていることに限りない口惜しさと憤りを覚える」と語り、目下の国際情勢への警鐘と国際平和への願いを口にしました。
しかし、そうした願いとは裏腹に、国際情勢は混迷の度を増しています。ウクライナ、パレスチナでの戦火が消えぬ中、中東シリアではアサド政権が崩壊。反体制派へのスムーズな政権移行に期待したいところですが、混乱に乗じてイスラエル軍が侵攻するなど、予断を許さない状況となっています。
「東洋経済オンライン」では、ノーベル経済学賞を切り口に特集を組みました。受賞の意味や背景、そしてノーベル経済学賞の存在意義を問う内容となっています。ぜひご覧ください。
編集部が選ぶ「読んでほしい3本」
ノーベル経済学賞が暗示「日本は収奪的な社会か」
河野 龍太郎
「包摂的な社会でなければイノベーションは成長につながらない」と説いたのは、2024年のノーベル経済学賞を受賞したダロン・アセモグルとサイモン・ジョンソンです。彼らの論考を読み解くと、実は日本が知らないうちに収奪的な社会になってしまっていたことに気づかされます。
銀行が待ちに待った金利上昇。しかし、日本銀行による利上げ前よりも利ザヤが悪化している地銀が半数に上っていることがわかりました。どの地銀で利ザヤが改善・悪化しているのか。ランキング形式でリポートします。
NVIDIA好決算に漂う不安、成長神話いつまで続く
石阪 友貴
NVIDIAの賞味期限はいつなのか――。売上高成長率や次世代半導体の量産遅れなど、投資家らはわずかな”変調”にも目を光らせます。新製品を毎年投入するという意欲的な計画で、株式市場を魅了し続けることはできるのでしょうか。
来週の注目スケジュール
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