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スクープ!積水ハウス「封印された報告書」の全貌 地面師事件の調査報告書全文を独自入手

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独自入手した「調査報告書」と関係者の証言により、謎に包まれた事件の真相に迫る。

本誌:野中大樹、一井 純

他人の土地の所有者になりすまし、勝手に第三者へと売り飛ばす──。そんな離れ業をやってのける闇の地面師グループが、大阪市に本社を置く大手住宅メーカーの積水ハウスから63億円(被害額は55億円)をだまし取った、2年前の大型詐欺事件はまだ記憶に新しい。

「地主」や「地主の内縁の夫」「地主の財務アドバイザー」といった幾人もの「なりすまし」役たちが登場し、有名企業を欺いて大金を奪った事実が明らかになると、まるで経済犯罪小説のようだと大きな話題になった。地面師ら十数名が逮捕され、すでに実刑判決が下った人物もいる。

だが、被害発覚から2年以上を経た今も、事件の全貌が解明されたとはいいがたい。中でも、「なぜ大手の積水ハウスが、詐欺師連中にまんまとだまされたのか」という大きな疑問は残ったままだ。

実は、その答えを知るうえでも極めて重要な、積水ハウスの内部資料が存在する。事件後、公認会計士や弁護士ら4名の社外監査役・取締役で構成する調査対策委員会が、数カ月かけて作成した調査報告書だ。事件に関わった役員や社員のメールデータを収集し、聞き取り調査も行って事件の詳細をまとめ、2018年1月24日の取締役会に提出された。

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