孫正義が語った「政治への関心」と「アームの未来」 台北の講演イベントに登壇

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現地財界人を大いにわかせた(記者撮影)
ソフトバンクグループの孫正義会長が6月22日、台湾・台北で開かれた講演イベントに、台湾・鴻海精密工業の創業者である郭台銘(テリー・ゴウ)とそろって登壇した。会見で何を語ったのか。その模様を会員限定でお届けする。

 

郭氏は2020年の台湾総統選への出馬を目指している。孫氏との親密な関係を強調することで、自身のビジネスにおける経験や人脈を政界と有権者に訴えようとしているようだ。

イベントでは、孫氏の投資経験を借りて台湾のスタートアップ企業を育成する案などが示され、来場した現地財界人を大いにわかせた。

孫氏といえばドナルド・トランプ米大統領の当選後にいち早く面会し、対米投資拡大をアピールした姿が記憶に新しい。しかし、台湾は米中関係を左右するデリケートな国である。盟友関係にある郭氏の出馬を支援するとなれば、孫氏と政治の距離はいっそう近くなる。

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