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北朝鮮を押さえ込む手はあるのか 米政府の本音は

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国際社会が北朝鮮に振り回されている。相次ぐミサイル発射に続いて9月3日、6度目の核実験を強行。「ICBM(大陸間弾道ミサイル)に搭載できる水爆」と豪語している。最終的には米国との直接交渉で体制の保障を引き出し、核保有国として認知させようという狙いは明らかだ。

米国は「核・ミサイル開発の放棄が前提」として、容易には交渉に応じない姿勢で、軍事攻撃を含めて「すべての選択肢がある」と牽制する。だが、北朝鮮の挑発はやむ気配がない。日本列島を飛び越えるミサイルも発射され、日本にとっても重大な脅威となってきた。

8月、ミサイル発射をめぐって北朝鮮は複雑な動きを見せた。まず、米国領グアム周辺に弾道ミサイルを発射する計画があることを公表。トランプ米大統領は「北朝鮮は世界が目にしたことのないような炎と怒りに直面する」と激しく反発した。その後、北朝鮮はグアムへのミサイル発射を行わずにいる。ただ、米国が自国領への攻撃には敏感に反応することを北朝鮮は把握することができた。

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