政権は死に体で大混乱、朴槿恵大統領の罪と罰 繰り返される韓国大統領「4年目のジンクス」
朴槿恵大統領の親友による国政への不当な関与が韓国社会を揺るがす一大疑惑に発展。大統領の共謀容疑もあり、韓国政治に激震が走っている。
[ポイント1]
韓国検察がパク・クネ大統領を同国憲政史上初めて立件した。友人のチェ・スンシル氏を不当に国政へ介入させた容疑だ
[ポイント2]
パク大統領の支持率は極度に低下し、ソウルでは100万人を超える反政権デモが行われている。任期1年余りを残すパク大統領の去就に注目が集まる
[ポイント3]
韓国では歴代大統領が任期末に湧き起こる「腐敗」で失脚している。任期が1期5年で再選不可であることが遠因となっているようだ
「相当な部分で共謀の関係があると判断した。容疑者として捜査を続ける」。11月20日、韓国検察はパク・クネ(朴槿恵)大統領を同国憲政史上初めて立件した。友人である実業家のチェ・スンシル(崔順実)氏を不当に国政へ介入させた容疑だ。韓国社会を揺るがし続けている大統領のスキャンダルは、新たな局面に入った。
検察はスキャンダルの主要人物3人の起訴に踏み切った。崔氏と、大統領府のアン・ジョンボム(安鍾範)前政策調整主席秘書官、チョン・ホソン前付属秘書官の3人だ。特に大統領府の2人は、朴大統領の側近中の側近とされてきた人物だ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら