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"名作落ちゲー"はどうやって誕生したのか? 「テトリス」への憧れから「ぷよぷよ」が生まれた《キーワード反転》の発想術

米光は『ぷよぷよ』MSX版・ファミコンディスク版を企画監督する。それ以降、シリーズ化され、大人気作品に。大連鎖したときに唱える呪文「ばよえーーん!」は、『大槻ケンヂのオールナイトニッポン』で、ゲストの伊集院光が『ぼよよんロックンロール』をオペラ風に唄ったとき「ぼよよん」が「ばよえん」と聞こえ、それを気に入ったのが由来(©SEGA)
テトリス・キーワードのメモ
ソビエト連邦のコンピュータ科学者アレクセイ・パジトノフが1984年に考案した落ちものパズルゲームの始祖であり傑作『テトリス』。さまざまな形のピースをはめていく箱詰めパズル「ペントミノ」をもとにして、ピースが降ってきて隙間なく埋めるゲームをつくるが、あっという間に画面がいっぱいになり終わってしまうので、「一段隙間なく埋まると消滅する」というしくみを追加した(Tetris ® & © 1985~2025 Tetris Holding.)
『魔導物語』。1989年コンパイル。『ぷよぷよ』の前に作った3Dダンジョン型ロールプレイングゲーム。『ぷよぷよ』の世界観やキャラクターは『魔導物語』から持ってきている。米光が企画監督したのは『魔導物語1-2-3』。それ以降あれこれシリーズ化し、2024年には『魔導物語フィアと不思議な学校』がリリースされた(米光は、世界観設定アドバイザーとして参加)
累計販売本数は2700万本超、1990年代に一世を風靡し現在まで長く楽しまれている落ち物パズルゲームの名作…