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ロームを苦しめる「SiCパワー半導体バブル」の後遺症→世界トップを目指した大勝負から一転、リストラ着手で"過剰投資"の重すぎるツケ

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2022〜2023年当時は、こうしたSiCパワー半導体への巨額投資を正当化できる事業環境にあった。ある半導体コンサルが語る。

「半導体が不足した2022年、パワー半導体も数十%レベルで値上げが通るようになった。結果、どのメーカーも『パワーは高値で売れる』と勘違いするようなバブルの状態だった」

主な搭載先であるEV市場も急速な拡大が見込まれていたこともあり、実際、ロームに限らず多くの国内メーカーがSiCパワーの増強を進めていた。

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