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黒海の要衝ジョージアに迫る「ロシア化」の危機 ロシア帝国再興のドミノ現象を起こしてはならない

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ビジナ・イワニシビリ氏
ビジナ・イワニシビリ氏(写真:Jason Alden/Bloomberg)

西側の政治指導者はウクライナやガザの戦争で頭がいっぱいとなっているが、そのような状況では小国ながらも戦略上の要衝であるジョージアに対し地政学的な影響力を失いかねない。

与党「ジョージアの夢」の創設者で事実上の党首、そしてあまり表に姿を現さない富豪の元首相イワニシビリが4月29日、珍しく公の場に姿を見せ、米国と欧州連合(EU)を非難した。西側の「世界戦争関係者」がジョージアの内政に干渉しているというのだ。

独裁とロシア化の危機

イワニシビリはロシア大統領プーチンに倣って「外国のエージェント(スパイ)」を取り締まる法律を導入すると改めて誓った。

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