MEGAドンキへの転換に命運を懸けるユニー スーパーがドン・キホーテに
総合スーパーのユニーが、「圧縮陳列」などで知られるドン・キホーテの店舗へと転換していく。その狙いと待ち受ける課題とは。
「昭和55年にユニー座間店として開店以来、皆様のご愛顧をいただいてまいりましたが、このたび新しい店舗に生まれ変わるため、一時閉店させていただくことになりました」
神奈川県座間市にある、ユニー・ファミリーマートホールディングスの総合スーパー、ピアゴ座間店(上写真)では11月中旬、このような館内放送が流れていた。300台ほどの駐車場はほぼ満杯。店内には多くの人がいた。「いつもはこんなに多くない。『閉店セール』で安くなっているからでしょうね」と、ほぼ毎週末ピアゴ座間店を利用している中年女性は話す。
11月21日、ユニー・ファミマは、ユニー株の40%をドンキホーテホールディングスに譲渡した。同時に、ユニーの6店をドンキとのダブルネーム店に転換すると発表。そのうちの1店がピアゴ座間店だ。来年3月、ユニーの看板は残すものの1階から3階まですべてMEGAドン・キホーテとして生まれ変わる。
「ドンキのように楽しく買い物ができる店に変える」
ドンキの店は、「圧縮陳列」「POPの洪水」に特徴がある。多種多様な商品を、天井近くまで所狭しと陳列し、手書きしたPOP広告で訴求。携帯電話関連商品など、特定のニッチな分野で圧倒的な品ぞろえをして、購買意欲をそそっている。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら