月間利用者16.5億人。巨大な存在へと成長したが、スナップチャットという“超新星”が背後をうかがう。
米カリフォルニア州メンロパーク。シリコンバレーでも指折りの高級住宅街として知られるこの街の中心部から、北へ15分ほど車を走らせたところに世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)会社、フェイスブックの本社群が立ち並ぶ。
「ビルディング20」。昨年3月、この一角に世界最大規模の巨大なオフィスが新設された。22エーカー(約2.7万坪)の敷地に、低層の建物がひたすら横に連なる、まるで大型ショッピングモールのようなオフィスの延べ床面積は43万平方フィート(約1.2万坪)。現地のタクシー運転手ですら入り口を間違えるほどだ。
パリのルイ・ヴィトン財団美術館などの建築を手掛けたフランク・ゲーリー氏がデザインを手掛けたことでも知られているこのビルディング20は、世界に1.36万人(3月末時点)いるフェイスブック社員の2割を収容できる。マーク・ザッカーバーグ創業者兼CEO(最高経営責任者)自身もここに執務室を構え、世界戦略の指揮を執る。
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