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住友化学"問題案件"スピード決着でも残った宿題

サウジアラビアの紅海沿岸に位置するラービグのコンビナート。2005年の合弁契約締結時の住友化学のリリースには「飛躍的に収益力の高い石油化学事業を展開いたします」、「『真のグローバルケミカルカンパニー』 へ向けて大きく前進してまいります」といった文言が躍っていた(写真:住友化学)
ラービグの2009年から2023年までの累計損失(税前)は約15億ドル、住友化学としては約5.6億ドルの損失となる。それでも岩田圭一社長は「グローバルなケミカルカンパニーへの飛躍に役立った」と評価した(記者撮影)
2024年3月期に過去最悪となる3118億円の最終赤字に沈んだ住友化学。業績の足を引っ張っていた問題事業に…