リクルートの特異な好決算 利益3倍の裏に2つの難題

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2度にわたる業績の上方修正。会社側は極めて特殊な環境と強調する。

リクルートホールディングスの決算は絶好調だが、先行きは決して楽観できない状況だ

空前の好決算は「特殊な事情」により現出された。

世界で求人サイトや人材派遣サービスなどを展開するリクルートホールディングス(HD)が好調だ。11月15日に発表した第2四半期(2021年4~9月期)決算は、売上高が前年同期比で3割増の1兆3659億円、営業利益に至っては同約3倍の2229億円となった。コロナ禍で沈んだ前期からV字回復を果たしたのみならず、上半期では上場来最高の営業利益をたたき出した。

だが同社は、好決算だからと楽観してはいない。「(欧米の人材市場は今)極めて特殊な環境にある」。同社の荒井淳一・IR(投資家向け広報)担当執行役員は決算説明会の場で、冷静な見方を強調した。

リクルートHDが展開する人材サービスのHRテック事業で中核を成すのが、12年に買収した米国発の求人情報検索サイト・Indeed(インディード)だ。現在60カ国以上でサービスを展開し、300万以上の企業が求人情報を掲載。月間で2億5000万人以上が利用しており、総訪問者数は今や世界首位だ。

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