「動くガンダム」に見えるバンナムの周到な知財戦略 さらなる世界展開の可能性も

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

横浜・山下埠頭に「動くガンダム」が現れ、人気を集めている。

「発進」時には腰の位置で固定されたガンダムが前方に動き出す(撮影:今井康一)

実物大の「動くガンダム」がついに公開された。

動くガンダムは、人気アニメ『機動戦士ガンダム』の40周年プロジェクトとして、横浜・山下埠頭で建造が進められてきた。バンダイナムコホールディングス(HD)傘下にあって、アミューズメント施設の運営や玩具販売を手がける子会社「Evolving G」が担当。同社の佐々木新・社長は11月の発表会で「さまざまな分野のプロフェッショナル、日本の技術を結集して、『動くガンダム』が完成した。ガンダムを通じて少しでも皆様を元気づけたい」と話した。

公開期間は2022年3月末まで。入場は事前予約制で、20年12月19日の公開開始以来、観覧チケットは大人気だ。

実物大のガンダムは高さ18メートル。重量は約25トン。全身の関節24カ所に駆動モーターを配置し、頭や腕、足などを動かせる。外観はアニメに登場する初代のガンダム「RX-78」を踏襲しつつ、滑らかな動作を実現するために修正が加えられている。

関連記事
トピックボードAD