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28歳書評家が「ブックオフ」に愛と感謝を語る理由

チェーンストアを批判する教科書の記述に、子どもの頃から首を傾げていたという書評家の三宅香帆氏。大人になった今、自分を育ててくれたのはチェーン古書店である「ブックオフ」だったと語ります(撮影:尾形文繁)
谷頭和希(たにがしら・かずき):チェーンストア研究家・ライター。1997年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業、早稲田大学教育学術院国語教育専攻修士課程修了。「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第三期」に参加し宇川直宏賞を受賞。2022年、『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 (集英社新書)を上梓。 本業は国語の教師(撮影:尾形文繁)
三宅香帆(みやけ・かほ):1994年生まれ。書評家・作家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了。研究テーマは「万葉集における歌物語の萌芽」。著書に『人生を狂わす名著50』(ライツ社)『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』(サンクチュアリ出版)『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』(幻冬舎) 『妄想とツッコミで読む万葉集』(だいわ文庫)『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』(笠間書院)などがある。最新著は『それを読むたび思い出す』(青土社)。(撮影:尾形文繁)
高知→京都→東京と過ごし、そのいずれでもブックオフを利用してきたという三宅氏。書評家としての素地は、そうして育っていった(撮影:尾形文繁)
原稿の執筆のため、ブックオフで参考書籍を探すことが多いという谷頭氏。「発行部数の少ない書籍は手に入りにくいし、電子版も発売されていない。その点、大学近くのブックオフには、レアな書籍があることも多いんです」と語る(撮影:尾形文繁)
古本屋チェーンとして一世を風靡し、現在ではCDやDVD、家電やブランド品なども扱う総合リユース店として…