HISに迫られる旅行の「店舗販売」改革 上場以来初の赤字転落

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海外旅行の需要がほぼ消滅、競合のJTBは6500人削減へ。

コロナ禍以前から店舗の削減など構造改革を進めてきたが、よりスピード感を求められることとなった

「非常に厳しい状況が続いている」「いろいろな意味で収益体質の強化をしていきたい」──。旅行会社大手、エイチ・アイ・エス(HIS)の澤田秀雄会長兼社長は2020年12月11日の決算説明会で、新型コロナウイルスの影響の甚大さをにじませた。

HISの20年10月期決算は売上高が4302億円(前年同期比46%減)、営業利益は311億円の赤字(前年同期は175億円の黒字)となった。当期純利益も250億円の赤字で、最終赤字転落は02年の上場以来、初めてのことだ。

主力の旅行事業は売上高が3596億円とほぼ半減。各国で入国・渡航制限の措置が取られ、企業として需要喚起すらできない状況だった。海外旅行の取扱高は8〜10月に前年同期比99.2%減まで落ち込んでいる。

海外旅行の激減を受けて国内旅行を育成してきたが、売上高は230億円と小規模にとどまった。ハウステンボスなどのテーマパーク事業、「変なホテル」などを運営するホテル事業も赤字に終わった。

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