ここまでわかった「堀江式錬金術」の全手口 逮捕後初の第1特集で徹底解明ライブドア
[ポイント1]
買収価格の妥当性が判断しにくい株式交換で子会社化したターボリナックス株の浮動株を減らし需給を逼迫させ、株高を演出する。
[ポイント2]
ターボリナックスの上場時に投資事業組合を介した取引で一部売却、カサ上げした株式売却益を売上高と営業利益に計上した。
[ポイント3]
株価が上昇するほど引き受け手が儲かるMSCB(修正条項付き転換社債型新株引受権付社債)を多用し、巨額の利益を積み上げた。
──Linux投資事業組合は、ライブドアファイナンスが100%出資と考えていいのか。
宮内「そうそう、一体」
──なぜライブドアが100%保有していたターボリナックス株をLinux投資組合に移したのか。
宮内「やっぱり、特別利益より経常利益のほうがいいじゃない。もともとできるだけ売り出しもしたくなかった。浮動株が少ないほうが、株価も上がりやすいじゃない。でも、取引所から上場後に本体の持ち分を3分の2以下に減らすように指導を受けたわけ。で、どうせ売る必要があるなら、経常利益につくように前もって分けておいたというわけ」
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