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「採ってよかった」企業が評価する意外な地方大学、入学後に学生伸ばす教育の中身 香川大学、アクティブラーニング型授業で成果

中曽根陽子(なかそね・ようこ)教育ジャーナリスト/マザークエスト代表小学館を出産で退職後、女性のネットワークを生かした編集企画会社を発足。「お母さんと子どもたちの笑顔のために」をコンセプトに数多くの書籍をプロデュース。その後、数少ないお母さん目線に立つ教育ジャーナリストとして紙媒体からWebまで幅広く執筆。海外の教育視察も行い、偏差値主義の教育からクリエーティブな力を育てる探究型の学びへのシフトを提唱。「子育ては人材育成のプロジェクト」であり、そのキーマンであるお母さんが幸せな子育てを探究する学びの場「マザークエスト」も運営している。著書に『1歩先いく中学受験 成功したいなら「失敗力」を育てなさい』(晶文社)、『子どもがバケる学校を探せ! 中学校選びの新基準』(ダイヤモンド社)、『成功する子は「やりたいこと」を見つけている 子どもの「探究力」の育て方』(青春出版社)などがある(写真:中曽根氏提供)
一棟丸ごとアクティブラーニング仕様に改修したDRI棟(写真:筆者撮影)
岡田徹太郎(おかだ・てつたろう)香川大学 経済学部教授、大学教育基盤センター長(2025年10月1日就任予定)1997年 東京大学大学院経済学研究科修士課程を修了。1999年 東京大学大学院経済学研究科博士課程を退学し、香川大学助手として赴任。以後、2000年 カリフォルニア大学バークレー校客員研究員や、2004年 東京大学社会科学研究所客員助教授を兼務した後、2011年から香川大学経済学部の教授となる。2025年10月から、同大副理事(教育担当)、大学教育基盤センター長(写真:香川大学広報課提供)
ICT環境も充実(写真:筆者撮影)
大規模教室でもアクティブラーニングが可能に(写真:筆者撮影)
授業への主体的な参加を促す仕掛けを説明する岡田氏。学生はカード型のリアクションペーパーを使って意思表示をする(写真:筆者撮影)
学生プロジェクトTERASUの様子(写真:香川大学経済学部 西成典久氏提供)
2017年改訂の学習指導要領から、「主体的・対話的で深い学び」いわゆるアクティブラーニング型の学びが導…