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多世代が集う「ボーダーレス福祉施設」に見る未来

深川えんみち
当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です
深川えんみち
北側の出入口から入ってきた子どもたちは、デイサービス利用者の活動スペース「まちキッチン」「わいわいひろば」などを横切り、学童保育クラブのある2階へ(写真撮影/片山貴博)
この日、「わいわいひろば」では「LAND FES DIVERSITY深川」によるダンスのワークショップが行われていました(写真撮影/片山貴博)
左から長谷川 駿さん、深川愛の園デイサービスの管理者の岩﨑美恵子さん、押切道子さん、竹内陽子さん(写真撮影/片山貴博)
NPO法人 「地域で育つ元気な子」の理事長、押切道子さん(写真撮影/片山貴博)
社会福祉法人 聖救主福祉会「まこと保育園」で子育て支援アドバイザーと保育士をする竹内陽子さん。「深川えんみち」では主に「子育てひろば」に関わっています(写真撮影/片山貴博)
「深川えんみち」を手がけたJAMZA一級建築士事務所、共同代表の長谷川 駿さん。かつて押切さんが関わる別地域の学童保育クラブの設計を担当したことがあり、気心の知れた間柄でした(写真撮影/片山貴博)
北側の外観。のれんやDIYの看板も味のひとつです(写真撮影/片山貴博)
地域に参加するきっかけをつくる1階の廊下。椅子の置かれた右手前が「健康コーナー」です(写真撮影/片山貴博)
「エンミチ文庫」はひと棚ごとに所有者が異なり、現在70名のオーナーが。オーナーには年間2万円でなることができ、利用者は最初に500円を払ってカードをつくれば、何度でも本を借りられます(写真撮影/片山貴博)
各棚には、それぞれのオーナーが選んだおすすめの本がずらり。写真右半分は長谷川さんの棚です(写真撮影/片山貴博)
「まちキッチン」のテーブルは車椅子ユーザーや児童でも使いやすいよう少し低めの68cmで設計(写真撮影/片山貴博)
「エンミチ文庫」の本は、窓辺の席で読むことも。床は地面と40cmの段差があるため、外を歩く人に見下ろされず、視線を合わせられます(写真撮影/片山貴博)
建物の南側には、2階や屋上に続く外階段とひさしを新設。出入口前には「かまどひろば」や縁側があり、子どもたちとデイサービス利用者らとの交流の場になっています(写真撮影/片山貴博)
旧建物のタイルや、神社から譲り受けた敷石などを使用して手作りした「かまどひろば」。ピザを焼いたりお米を炊いたりして活用しています(写真撮影/片山貴博)
「実はプライバシーの観点から、当初は『まちキッチン』にパーテーションを設けるつもりでした。でも『隠されている部分がないほうが安心だし、かえってトラブルも生じにくい』と、働きながらみんなで開く・閉じるのバランスを考えていくことに。福祉従事者としての覚悟と懐の深さが、のびのびとした空間に導いたと感じます」(長谷川さん)
2階の「こどもひろば」。奥の小上がりを上ると丸い窓があり、段差に腰かける、段差を机にして宿題をする、外を眺めるなど、思い思いに過ごせます(写真撮影/片山貴博)
「こどもひろば」にはキッチンがあり、大人は児童を見守りながらおやつの準備ができます。開放感とやわらかな雰囲気が生まれるよう天井は高くし、壁や天井は漆喰で仕上げました(写真撮影/片山貴博)
2階の「うんどうひろば」。ゴム床になっていてボール遊びができるほか、マグネットで画用紙を貼れるよう、壁の一部にアイアンが埋め込まれており、空間をフレキシブルに使えます(写真撮影/片山貴博)
夏に水遊びができる屋上スペース。写真右手の菜園コーナーは本格的で、自然農法の講師を迎え、子どもと保護者らが一緒になってトウモロコシや綿・大豆などを育てています(写真撮影/片山貴博)
東京都江東区の深川に昨春、公益財団法人 日本財団が主催する「みらいの福祉施設建築プロジェクト」の第1…