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深化と探索には「野球とサッカー」ほどの差がある

パスが来て、シュートを打つかどうか監督を見て決めるような意思決定では、うまくいきません(写真:なべすん/PIXTA)
冨山和彦(とやま かずひこ)/株式会社経営共創基盤(IGPI)グループ会長。1960年東京都生まれ。東京大学法学部卒業、スタンフォード大学MBA、司法試験合格。ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション代表取締役を経て、2003年に産業再生機構設立時に参画しCOOに就任。2007年の解散後、IGPIを設立。2020年10月より現職。共著に『2025年日本経済再生政策』などがある(撮影:尾形文繁)
入山章栄(いりやま あきえ)/早稲田大学ビジネススクール教授。1972年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で主に自動車メーカーや国内外政府機関へのコンサルティング業務に従事した後、2008年にピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.を取得。ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクールのアシスタントプロフェッサーを経て、2019年より現職。専門は経営戦略論、国際経営論。著書に『世界標準の経営理論』などがある(撮影:尾形文繁)
(出所)『両利きの経営(増補改訂版)』p.11。図は入山章栄氏が作成
既存の業界秩序が破壊される時代、既存事業の「深化」により収益を確保しつつ、不確実性の高い新領域を「…