保護者向け、2023年がよくわかる「最も読まれた記事」トップ10 受験、部活動、PTA、発達障害、ギフテッドほか

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発達障害と特異な才能を併せ持つ、いわゆるギフテッドの子どもが受験直前のわずか2カ月で、偏差値を10以上も上げ麻布中学に合格した。世帯年収による差が2.6倍にもなる「子どもの体験格差」とは。なぜ受験生は「夜型になるのか」が学術的根拠で明らかに。PTAの上部組織「PTA連合会からの退会」が加速している理由は——。今年もさまざま教育関連ニュースが話題となったが、その中から最もよく読まれた記事10本を紹介する。

ただの運動オンチだと思ったら、実は発達障害…

DCDという発達性協調運動障害をご存じだろうか。あまり知られていないために、必要な支援を受けられずに困っている子、保護者も多いという。教員など学校現場はもとより、社会でDCDに対する認知が広がれば、生きやすくなる子どもたちがたくさんいる。

DCDとは、どんな発達障害なのか。オチョのうつつ著・古荘純一監修『なわとび跳べないぶきっちょくん ただの運動オンチだと思ったらDCD(発達性協調運動障害)でした!』より一部抜粋、再構成して紹介する。

「ただの運動オンチだと思ったら、実はDCD『発達性協調運動障害』の可能性も」

「ギフテッドで発達障害」2Eの息子が麻布中学合格

塾に通うことなく、受験直前のわずか2カ月で偏差値を10以上も上げ、麻布中学に合格した――。そう聞けば、どんな天才なのかと誰もが想像を膨らませることだろう。その人とは、元テレビ東京のアナウンサーで、現在はフリーとして活躍する赤平大さんの息子さんだ。

息子さんは特異な才能を持つ、いわゆる「ギフテッド」でありながら発達障害を併せ持つ2E(twice-exceptional)で、これまで親子で多くの困難に直面してきた。麻布中学合格の軌跡をたどりながら、発達障害の児童・生徒を取り巻く学習法や教育、また効果的な支援方法について赤平さんに聞いた。

「元テレ東・赤平大アナ、『ギフテッドで発達障害』2Eの息子が麻布中学合格の軌跡」

世帯年収による差が2.6倍「子どもの体験格差」とは

さまざまな教育格差が明らかになっている昨今だが、なかなか認識されてこなかったものの1つに「子どもの体験格差」がある。類するものとして、「文化資本の格差」と言われればピンとくる人もいるかもしれない。

子どもの体験格差について調査を進めるのは、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(以下、CFC)だ。学力に比べて意識されにくいこの格差から生じる問題はどんなものか、今最も課題となっていることは何なのか。長年この取り組みを続けているCFC代表理事の今井悠介氏に聞く。

「世帯年収による差が2.6倍、学力格差にもつながる『子どもの体験格差』とは」

なぜ受験生は「夜型になるのか」に納得の学術的根拠

今年の受験もいよいよ本番を迎える。受験に臨む生徒は、体調管理と最後の大詰めとの両立に悩む時期でもあるが、いまだに「平日は遅くまで勉強して、休日に少し長く寝る」という人も多いのではないだろうか。

ここでは、入試当日に向けて受験生はいつから朝型に戻せばよいのか、そしてそもそもなぜ私たちは夜更かしを選ぶのかについて、江戸川大学人間心理学科の教授で同大学睡眠研究所長の福田一彦氏が教えてくれた。

「なぜ受験生は『夜型になるのか』に納得の学術的根拠、最適な睡眠時間は何時間か」

中学受験を台無しにする「エクセル父さん」と「PDCA父さん」

コロナ禍で在宅ワークが普及したこともあり、子どもの中学受験に積極的に関わる父親が増えている。しかしそこには「思わぬ落とし穴」があるようだ。

中学受験指導に40年以上携わってきた「名門指導会」代表の西村則康氏は、「父親が熱心に受験サポートをすればするほど、空回りして悪影響をもたらしてしまうことが多い」と話す。

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