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〈戦後80年〉当事者ではないからこそ…"アウシュヴィッツ唯一の日本人ガイド"が語る記憶の継承 「『平和は大事だ』で終わらせない」

110万人が犠牲者になったと言われるアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の跡地。第二次大戦中、ヨーロッパ各地のユダヤ人が集団で送り込まれ、労働力として期待できない者は到着直後にガス室で殺害された(記者撮影)
中谷剛(なかたに・たけし)/1966年兵庫県生まれ。1991年からポーランドに居住し、1997年にポーランド国立アウシュヴィッツ・ミュージアムの公認ガイド資格を取得。現在、同ミュージアムの日本語ガイド。オシフィエンチム在住。著書に『ホロコーストを次世代に伝える』(岩波書店)など(記者撮影)
「死の工場」とも呼ばれたアウシュヴィッツの入り口の門には、「働けば自由になれる」との皮肉な標語が記されている(記者撮影)
昨今の世界情勢について中谷氏は、「決してよい方向には向かっていない」と感じている(記者撮影)
600万人に上るユダヤ人が犠牲になったとされる、ナチス・ドイツによる民族大虐殺「ホロコースト」。人類…