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「玉砕を許されなかった兵士」知られざる沖縄戦

『戦場の人事係』を上梓した、七尾和晃氏。沖縄戦や日本の戦後史に関して多数の著書を世に出している(撮影:今井康一)
七尾和晃氏の沖縄に関する3部作。埋もれた歴史を掘り起こした(撮影:今井康一)
ななお・かずあき/1974年生まれ。石川県金沢市出身。記録作家。「無名の人間たちこそが歴史を創る」をテーマに、「訊くのではなく聞こえる瞬間を待つ」姿勢で、市井に生きる人々と現場に密着し、時代とともに消えゆく記録を踏査した作品を発表。『堤義明 闇の帝国』(光文社)、『銀座の怪人』(講談社)、『闇市の帝王:王長徳と封印された「戦後」』、『炭鉱太郎がきた道:地下に眠る近代日本の記録』(以上、草思社)、『琉球検事:封印された証言』(東洋経済新報社)、『沖縄戦と民間人収容所』(原書房)、『語られざる昭和史』(平凡社)など多数(撮影:今井康一)
太平洋戦争末期の沖縄本島南部戦線で石井耕一氏は、自身が所属していた中隊における下士官18人のうち唯一…