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倒木による運休防ぐ、JR西日本「集中伐採」に密着 計画運休やダイヤ変更で日中も作業時間を確保

集中伐採付近を走る273系「やくも」。2024年にデビューしたJR西日本最新鋭の特急車両。向かって左側奥が今回の現場で急峻な斜面のもとをくぐりぬけるように走る(筆者撮影) 
列車の往来がある日中時間帯は列車の接近に細心の注意を払う。時刻(ダイヤ)の確認をはじめ、時計の是正、アラームなど何重もの安全対策を行う
線路内から退避する時間を設定したアラーム(右)と列車接近を知らせるGPS装置(左)3分前には作業は停止、安全な場所まで退避し列車の通過を待つ (筆者撮影)
斜面というよりは直登が必要なほどの壁にすら見える (筆者撮影)
補助用のロープをたぐりながら現場に向かう (筆者撮影)
枝打ち中の対象木。右上の枝上にチェーンソーを持った作業者がいる (筆者撮影)
斜面から伸びる巨木だけあって地面からの高さは相当なもの。「高梁川の風で木の上はまるで船のように揺れます」。慣れないと“船酔い”を起こすそう (筆者撮影)
地表にいる監督者は枝をどのように打ち進めたらよいかを脳内で三次元に想像しながら作業者に指示を送る。命綱のほか、切断した枝を吊るロープがあるため、作業者がロープに足を取られないように地上から注意を促す (筆者撮影)
ロープに繋いだ枝を小型のチェーンソーで切断する (筆者撮影)
切断した枝は慎重にロープで吊るしながら斜面に下ろす。この枝だけでも相当の重量がある (筆者撮影)
伐採が完了した木は傾斜に対し垂直に留置する「しがら工」という方法を採り落石などを防ぐ役割を持つ (筆者撮影)
幹の中心が空洞化した木。こうした木は倒木の危険性が高いが、かつての対応策では発見には一本ごとの診察が必要だった (筆者撮影)
左に見えるのが高梁川。川からの涼風は作業場にとっては清涼だが、木の上にいる作業者にとっては足場の揺れの原因となるやっかいな存在 (筆者撮影)
現場の下を特急「やくも」が通過。作業中止のリミットである通過3分前よりもさらに余裕を見て作業は中断する。左の斜面はすでに伐採が終わった箇所 (筆者撮影)
木を登る際に使用する昇柱器。靴に取り付けて使用し、内側に鋭利なスパイクがついている (筆者撮影)
現場付近の線路を歩く。線路上にある木々がハイリスクの木となる (筆者撮影)
夜間の集中伐採では軌陸車を使用して線路直上の木などを切断する。一部の施工日では終電時間を繰り上げて作業時間を拡大する拡大間合いが採られる (筆者撮影)
現場を対岸から見る。一見するとわずかな区間だが大きな効果が見込まれている (筆者撮影)
集中伐採の施策を推進するJR西日本中国統括本部施設部藤野隼揮氏(右)と田中智也氏(左)(筆者撮影)
線路の周りを木々の緑が取り囲み、その中を列車が駆け抜ける――。言葉に表すと情緒的な風景だが、列車運…