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バレーボールの国内トップリーグ「大同生命SV.LEAGUE」で、いまひときわ大きな声援が響くチームが東京グレートベアーズ(以下、東京GB)だ。前身は、2021年12月に活動休止が決まった実業団チーム、FC東京バレーボールチーム(以下、FC東京)。
シャンプーなどを手がける消費財メーカーのネイチャーラボが、一人の選手の直談判をきっかけに引き受け、チーム運営のための子会社、株式会社グレートベアーズを設立。完全なプロチームとして再出発させた(チーム存続までの経緯は前編にて)。
2022年10月、1万人規模の東京体育館で開幕戦を迎えてから4シーズン。昨シーズン(2025-26)には年間来場者数が目標の12万人を突破し、リーグ屈指の動員力を持つチームになった。
だが、これだけの観客を集めても「大きくもうかるわけではない」という。それでも企業がスポーツチームを持つ意味はどこにあるのか。熱狂の広がり方と経営のリアル、選手たちの変化から探る。
「ボールがなかったら何の競技かわからない」ビジュアルに
チームを引き受けると決まったあと、株式会社グレートベアーズ代表に就任した久保田健司さんは、「受験勉強以来の猛勉強」をした。そこでわかったのは、バレーボールのトップリーグを知る人の少なさだ。スポーツ好きな自分でさえ、試合を一度も見たことがなかった。
「バレーに関わっている人は潜在的にたくさんいそうなのに、試合をやっていることも、チームの存在も知られていない。まずそれを知らせることが突破口だと思いました」
そこで力を入れたのは、デザインや演出、選手の写真といった「クリエイティブ」だ。ポスターは「ボールを持っていなかったら、何の競技かわからない」ほどおしゃれなビジュアルにした。


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