「まず引っかかりをつくり、バレーボールだと気づくのは後でいい」という発想だ。そこから東京スカパラダイスオーケストラにテーマソングを依頼、『呪術廻戦』や『チェンソーマン』など話題のアニメを手掛けるアニメーションスタジオ「MAPPA」の映像協力も得て、音楽やアニメのファンにも届くようになった。
こうした動きによって、選手の意識も変わった。創設1年目からキャプテンを務める古賀太一郎さんは、世界最高峰とされるポーランドリーグで3年間プレーした経験がある。トップリーグにはトップの選手が集まっていたし、集まるだけの環境があったという。
「環境を整えるためにはお金が必要です。そのため、チームのフロント(運営スタッフ)にはマーケティングやSNSなど、競技と関係のない分野のプロがいて、チームの環境を支えていた。かつてのVリーグには、それがなかった」と古賀さんは語る。
宣材写真の撮影は「1人3分」から「丸1日」へ
その古賀さんが東京GBで驚いたのが、宣材写真の撮影だった。
「僕がいたチームでは、宣材写真の撮影は1人3分くらいで終わっていました。今は1日かけて撮ります。最初は気恥ずかしさもありましたけど、慣れるんですよね。フロントが表現したいコンセプトにリスペクトを持って臨んでいますし、かっこいい写真が出るのは僕らもうれしい。お互いの信頼関係から、ああいったビジュアルができ上がっているのだと思います」


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