「チャンスロスは正直ある」それでも選手グッズを絞る理由
手応えを感じている収入源を尋ねると、久保田さんはグッズを挙げた。1年目はシーズン前に作ったものが年明けには売り切れたが、閉幕が近いため再販もしづらかった。そこで現在は、シーズン途中にも新商品を出し、楽しみが続くようにしている。
一方で、あえて簡単に手に入らないようにしているものもある。選手個人のタオルはファンクラブの特典に、アクリルスタンドなど選手別のグッズはランダム販売にしており、ファンクラブの入会も全面的には開放していない。「チャンスロスは正直あると思います」と久保田さんも認める。
それでも選手個人のグッズを前面に出さないのは、まず東京GBというチームそのものを知ってほしいからだ。ファンが応援している選手のほかにも、魅力的な選手はたくさんいる。
会場も同じ考え方だ。1万人規模のアリーナを押さえ、試合によっては客席の一部を閉じて使う。それでも小さな体育館より多くの人を迎えられ、新しく来る人の入る余地が残る。そこには、会場を先に押さえなければならず、対戦カードは後から決まるという事情もある。売り逃しや空席には「片目をつぶって」、チームの個性を知ってもらうことを優先している。
とはいえ、チケット収入には限りがある。JリーグやBリーグのように、放映権料などをリーグが一括で得て各チームに分配する仕組みも、バレーボールではようやく動き始めた段階だ。


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