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分析力を鍛えるための3つの方策 ものごとを「分かる」ということ

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正しい分析の条件:MECE

分析という行為をこのように理解することができれば、正しく分析できるかどうかは分析対象をどのような構成要素/属性要素に分けられるかにかかっていることに気づくであろう。正しく分析するためには、構成要素/属性要素を総体的・網羅的に正しく分けて認識することがカギになるのである。そして、分析の対象がヌケ・モレ・ダブリなく正しく分けられている状態をMECEと呼ぶ。

MECE(Mutually Exclusive、CollectivelyExhaustive)とは、「相互排反(互いに重なりがないこと)、集合網羅(全体を網羅していること)」である(図表1)。簡単に言うと「モレなくかつダブリがない状態」である。たとえば、「男性と女性」「独身者と既婚者」「20 歳未満・20歳以上65 歳未満・65 歳以上」……という分け方はすべてMECEである。

次ページ答えにたどり着くためのカギ
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一橋大学 名誉教授 野中 郁次郎
スキルを学ぶ前に、論理的に考える力を磨け
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分析力を鍛えるための3つの方策
ものごとを「分かる」ということ
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容赦なくグローバル化する現代を生き抜くために
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