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台湾の問題は米中の問題であり台湾は解決できない問題だ、台湾の民主主義もまだ成熟しておらず、与野党が学習中の段階

現在の台湾の与党・民主進歩党の元老といえる許信良さん(写真・早田健文)
きょ・しんりょう Hsu Hsin-liang/1941年、日本植民地時代の、現在の台湾桃園市で生れる。台湾・国立政治大学卒業。エジンバラ大学留学。1959年、国民党に入党。1973年台湾省議会議員。1977年、桃園県長(知事)選挙に自主出馬して当選。1979年に反体制デモ「中壢事件」に関与して県長停職処分を受け、国民党除名。反政府雑誌「美麗島」雑誌社長。美麗島事件の発生で帰国を拒否され、アメリカで「台湾建国聯合陣線」を結成し、反体制活動に従事。89年に中国から漁船での密航で帰国。90年5月に李登輝総統による特赦で釈放。1992~1993年、1996~98年、民進党主席。2000年の総統選挙に民進党を離党して出馬するが落選。2000~2002年、総統府資政。2008年、民進党に復党。2016年から、国家安全局の外郭団体であるシンクタンクの亜太和平研究基金会董事長(会長)。台湾の「本省人」(戦前からの台湾住民とその子孫)の中でも少数の客家人。
1980年代後半から1990年代の前半、台湾の民主化を進めた中国国民党(国民党)の李登輝時代、在野トップの…