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自動車メーカーがユーザーと向き合う場として、昨今はSNSを活用した情報発信や公式ファンイベントへの注力など、各社さまざまな手を打っている。だがマツダの取り組みは、他メーカーとは少々方向性が異なる。
マツダは自分たちが主催するのではなく、ユーザーが自発的に立ち上げたファンミーティングに「参加させていただく」という立場でそこへ入り込んでいる。この一見地味に見える違いが、じつは大きな意味を持っている。
ユーザーが自発的に開催している、ロードスター&ロータリーの集いに参加
5月下旬、長野県・軽井沢と群馬・榛名で開催された、ふたつのファンミーティングに立ち会う機会を得た。1つ目は「ロードスター」のファンが集まる「ロードスター軽井沢ミーティング2026」、2つ目は「RX-7」を中心としたロータリーエンジン搭載車のオーナーが集う「榛名ロータリーミーティング2026」だ。
どちらもマツダが主催するイベントではなく、根強いファンたちが自分たちの手で立ち上げ、自分たちの思いで支え続けてきたイベントである。それにもかかわらず、その場でしか聞けないような濃い情報が飛び交い、マツダの現役デザイナーや開発責任者、OBまでが本音を語る。なぜそんなことが可能なのか。現地を歩きながら、その理由が少しずつ見えてきた。

