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「エンジン車を作っていきたい」ベントレーCEOの発言に裏打ちされる超高級車マーケットの現実解

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2024年からベントレーのCEOを務めるドクター・ヴァリザーに話を聞いた
2024年からベントレーのCEOを務めるドクター・ヴァリザーに話を聞いた(写真:Bentley Motors)

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インタビューでは、ベントレーの新車計画の話も出たし、ブランドのポジショニングについての考えも聞けた。

ベントレーは、およそ3000万円から5000万円超の製品を展開している。メルセデス・マイバッハと近い価格設定で、ロールス・ロイスよりは一段低い。

古くからの自動車ファンにとって、ベントレーは速いセダン作りで知られてきた。私も大好きで、その伝統は現行「フライングスパー」まで受け継がれている。

「しかし……」と、ドクター・ヴァリザーは言う。

ベントレーは1919年に創業し、スポーティなセダンを作り続けてきた(写真:Bentley Motors)

「そこに集中してしまっては、顧客のニーズと乖離してしまいます」

1969年生まれのドクター・ヴァリザーは、2023年までポルシェにエンジニアとして勤務し、「911」や「718ボクスター」の開発総指揮を担当してきた。ベントレーのCEOに就任したのは、24年7月のこと。

「私のエンジニアリングのバックグラウンドは、ベントレーにおいても、エンジニアと話をするときに役立っています」

そう言うだけあって、ベントレーに新風を吹き込むことが期待されているようだ。

「ベントレーのいいところは、提案に耳を傾けてくれる企業文化にあります」

“電動化なし”で作られる新しい「スーパースポーツ」

ドクター・ヴァリザーが、CEOに就任して進めたプロジェクトが新しい「スーパースポーツ」。

スポーティクーペ「コンチネンタルGT」のネイキッド版というか、より走りに特化したスペシャルだ。

カーボンファイバー製ボディキットを装着する「スーパースポーツ」(写真:Bentley Motors)

従来のスーパースポーツはW12気筒エンジンを搭載していたが、新型は490kW(666ps)の4リッターV8エンジン。

特徴は、“電動化なし”。つまりハイブリッド化されていない。かつ、コンチネンタルGTは全輪駆動だが、スーパースポーツはあえて後輪駆動である。

ボディは空力パーツで“武装”され、内装から後席シートを取っ払って2人乗りにするなど、軽量化が進められた。最高速は時速320キロ。静止から時速100キロまでの加速はわずか3.6秒だ。

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