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「エンジン車を作っていきたい」ベントレーCEOの発言に裏打ちされる超高級車マーケットの現実解

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2024年からベントレーのCEOを務めるドクター・ヴァリザーに話を聞いた
2024年からベントレーのCEOを務めるドクター・ヴァリザーに話を聞いた(写真:Bentley Motors)
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従来からのエンジン車はベントレーにとって大事な商品だと、ドクター・ヴァリザー。一方、そこに集中するのも「ビジネスチャンスを逃す」とする。

「ラグジュアリーセグメントの競合は電気自動車を持っていますから、私たちだけがそれを手がけないのは、ひどい過ちになるでしょう」

いま、ベントレー モーターズが準備しているのは、BEV(バッテリー駆動EV)のSUV。「ベンテイガ」(全長5.1m×全高1.7m)よりコンパクトな4ドアだと噂されている。

シャシーは、ポルシェ「マカン・エレクトリック」やアウディ「Q6 e-tron」と共用。

車名は、1948年に没したイギリスのベントレードライバー、ジョール・ウォルフ・バーナートにちなんで「Barnato」になるのでは、などと言われているものの、現時点ではほとんどのことが不明だ。

「Barnato」の名前でデビューすると目されるBEVはベールをかけられた姿が公開されている(写真:Bentley Motors)

「エンジンサウンドはどうなる、と質問されます。ベントレー車で大事な要素ですから。それは、なんらかの形で楽しんでもらえるようにします」

ベントレーはドライバーのためのクルマ、と主張するドクター・ヴァリザーは言う。

「将来的にはほぼすべてのクルマが電動化されるでしょうが、時期は私にはわかりません」

できるだけ長くエンジン車を提供していく

かつて2030年までにラインナップのBEV化をうたっていたベントレーだが、先に紹介したスーパースポーツでもわかるように、エンジンもまた大事だと言う。

「V8エンジンを深く愛する顧客がいますから、エンジン車を作っていきたいと思っています。台数は多くないかもしれないし、限定モデルになるかもしれませんが、私たちは、できるだけ長くエンジン車を提供していくつもりです」

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はっきりと提供価値を意識したCEOの発言だ。エンジンこそ高級車の根拠、という自動車好きの価値観に準拠したもので、それはよくわかる。

マカンサイズの電動SUVの台数が出れば(売れそう)、当面、EUの定めるCO2排出量も総量規制(新車の平均値)でクリアできるというのも、目論見のひとつかもしれない。

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