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ライフ #井手隊長のラーメン見聞録

「10日で投資を回収」「オペレーションも軽くなる」…横浜家系ラーメン「壱角家」が油そば店を併設し始めた理由が凄すぎた

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「油そば総本店」外観
家系ラーメン+油そばの「二刀流ハイブリッド店」構想とは?(写真:筆者撮影)
  • 井手隊長 ラーメンライター/ミュージシャン

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横浜家系ラーメン「壱角家」を展開する株式会社ガーデンの川島賢社長が打ち出した「二刀流ハイブリッド店」構想が、外食業界で大きな注目を集めている。横浜家系ラーメンの「壱角家」に、油そば専門ブランド「油そば総本店」を組み合わせ、わずか100日で100店舗へ――。川島社長はこの大胆な施策を「二刀流ハイブリッド」と呼ぶ。

「複合業態」で過去に得た成功体験を生かす

発表された数字だけ見るととんでもない戦略に見えるが、この戦略は突発的な思いつきではない。実はガーデンには、15年以上前から「複合業態」で売り上げを伸ばしてきた歴史がある。

川島社長が振り返るのは、企業再生の現場で積み重ねてきた経験だ。かつて同社は豚骨ラーメンの「だるまのめ」にステーキ、スタミナ丼などを組み合わせる「ハイブリッド型店舗」を数多く展開していた。ラーメンと丼、ステーキと油そば――普通なら「専門性がぼやける」と敬遠される組み合わせだが、結果は真逆だった。

「看板に商品を増やせば増やすほど売り上げが上がったんですよ」

実際、500万円規模だった店舗が1000万円級へ化けたケースもあったという。多い時には「油そば・ステーキ・カツ丼・スタミナ丼・ラーメン」の「五刀流」までやった。まるでフードコートのような店構えだったが、むしろ客数は増えたのである。

当時、現場の反対も強かった。「専門性がなくなる」「何屋かわからなくなる」。しかし、数字がすべてを変えた。「だるまのめ」にスタミナ丼を加えたところ、売り上げが130%まで伸びた。すると反対していた社員たちも、一気に考えを変えたという。

「油そば総本店」の油そば(写真:筆者撮影)
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