現在、ガーデンは味噌ラーメンブランド「萬馬軒」の郊外展開を進めている。しかしロードサイドでは、価格帯がやや高く感じられる側面もある。そこで油そばを組み合わせる。
「萬馬軒」+「油そば総本店」――。これにより800円台の商品を作り、郊外ファミリーや学生需要を取り込む狙いだ。
ロードサイドへの進出も見据えた「大きな実験」
さらにその先には、ロードサイド外食企業の再生という野望まで見据える。
これまでガーデンは、一都三県の駅前立地を中心に成長してきた。しかしロードサイド再生には別のノウハウが必要になる。「萬馬軒」と油そばのハイブリッドは、その実験でもあるのだ。
川島社長は語る。
「真似される前にやっちゃおうと思った」
実際、他社が追随する可能性はある。ただし、ここまで大胆に振り切れる企業は多くない。専門性を守るプライド、既存ブランド毀損への恐怖、現場負担への懸念――。多くのチェーンはそこに踏み込めない。だがガーデンには、過去の成功体験がある。そして今、その経験が再び武器になろうとしている。
家系ラーメンという絶対エースの隣に、豪腕セットアッパーとして油そばを置く。主役を奪うわけではない。しかし確実に試合を勝たせる。川島社長が描くのは、そんな「二番手最強論」なのかもしれない。
100日で100店舗。
それは単なる出店競争ではない。ガーデンという会社が、「家系一本足打法」から次のフェーズへ進むための、大きな実験なのである。

