PhotoGallery

平野啓一郎、「1つの死刑」で痛感した人生の偶然性

平野啓一郎氏が、人生における「たらればの迷路」を作品に描いた理由とは?(撮影:今井康一)
平野 啓一郎(ひらの・けいいちろう)/1975年、愛知県生れ、北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年、大学在学中に文芸誌『新潮』に投稿した「日蝕」により芥川賞を受賞。近年の小説作品に『マチネの終わりに』(2019年に映画化)、『ある男』(第70回読売文学賞)、『本心』(2024年に映画化)など。評論・エッセーに『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『死刑について』『三島由紀夫論』など(撮影:今井康一)
仕事で、家庭で、もし違う道を進んでいたら……。ありえたかもしれないいくつもの人生の中で、なぜ、今こ…