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富士通で「社内起業家」が成功できた納得理由

(右から)富士通の時田隆仁社長、筆者、一橋大学の野中郁次郎名誉教授(写真:名児耶洋)
オンテナは、振動と光によって音の特徴を体で感じるアクセサリー型の装置。髪の毛や耳たぶ、襟元や袖口などに付けて使う。音の大きさを振動と光の強さにリアルタイムに変換し、リズムやパターン、大きさといった音の特徴をユーザーに伝達する。さらに、コントローラーを使うことにより複数のオンテナを同時に制御でき、複数のユーザーに対してリズムを伝えることが可能(画像:富士通)
時田隆仁氏/富士通社長。1962年東京都生まれ。東京工業大学工学部金属工学科卒業。1988年に富士通に入社。2019年に代表取締役社長に就任し現在に至る。金融業界を中心とする大規模システムのインテグレーションや、グローバルでのサービスデリバリーをリードしてきた。日本経団連の審議員会副議長を務める(写真:名児耶洋)
野中郁次郎氏/一橋大学名誉教授。1935年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業。富士電機製造(現富士電機)を経て、1967年にアメリカカリフォルニア大学バークレー校経営大学院に進学、1972年博士課程修了。1982年に一橋大学産業経営研究所教授。「ナレッジマネジメント」「SECIモデル」「ワイズリーダー」を広めた知識経営の世界的権威。富士通や三井物産の社外取締役を歴任。2017年にはカリフォルニア大学バークレー校最高賞の生涯功労賞を授与された(写真:名児耶洋)
最近、注目されている「ソーシャル・イントラプレナー」とは、「社会課題を解決する社内起業家」のこと。…