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新しいApple Watchの写真を並べても、去年のモデルとの違いはほとんど分からない。角が丸い四角い画面、同じサイズ感、同じバンド。毎年この時期にAppleが出す新型ウォッチは、外形の変化が小さくなって久しい。
だが今年の変更点は、外からは一切見えない場所に集中している。Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4には、心拍とその変動をこれまでよりはるかに細かく測る新しいセンサー群が入り、そこから算出される新機能「準備度(Readiness)」が加わった。今日の自分の体が、どれだけのことをこなせる状態にあるかを0〜10のスコアで示すものだ。
筆者は2026年9月10日、アップル本社で、この準備度の開発に関わった2名に直接話を聞く機会を得た。Apple WatchおよびHealthプロダクトマーケティング担当のCait Dooley氏と、HealthおよびFitness担当ディレクターのCraig Bolton氏である。
「今日は無理をしない方がいい」と機械に言われて、人は本当に行動を変えるのか。体の疲れではなく、心の疲れは拾えるのか。睡眠を削って頑張ることが半ば常態化した日本で、この数字はどこまで意味を持つのか。知りたかったのは、センサーの仕様よりもそちらだった。
Apple Watchの「準備度」とは何か
準備度は、直近の活動量、バイタル(心拍やその変動などの体のサイン)、睡眠の3要素を統合し、0〜10のスコアと分類を示す新しいアプリだ。分類は4段階で、0〜1が「休養(Recover)」、2〜4が「無理せずに(Pace Yourself)」、5〜7が「準備完了(Ready)」、8〜10が「絶好調(Go For It)」となる。Apple Watch上のReadinessアプリと、iPhoneのFitnessアプリの両方で確認できる。
Dooley氏は取材の冒頭で、この体験が成立した理由を新しいセンサー群に求めて説明した。


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