INDEX
「言い逃れでした」
クラウドファンディング(CF)サイト「うぶごえ」の支援金未払い問題で、運営会社うぶごえの岡田一男代表が、未払い先に提示していた資金調達方法が、その場を凌ぐための言い逃れと認めていたことがわかった。山形県の第三セクター鉄道事業者・山形鉄道の訴訟記録に、うぶごえのの発言が記載されていた。
山形鉄道は9月11日に会見を開き、うぶごえの会社資産の差し押さえ手続きを進め、岡田氏個人にも支援金の支払いを求めて東京地裁に提訴したと明らかにした。山形鉄道が東京地裁に提出した証拠には、岡田氏が山形鉄道を訪れて説明した内容が赤裸々に記されている。
支援金未払いのCFが続出
うぶごえで実施されたCFを巡っては、支援者から集まった支援金がCFの実施者に支払われない事案が続出。地方の鉄道会社やゲーム制作会社などに対する支援金が少なくとも数千万円未払いとなっている。(クラファン「うぶごえ」で支援金5500万円以上が未払い、代表者は「新たにCFを立ち上げて資金確保に努める」など説明)
うぶごえや同社代表の岡田氏は、各実施者への当初の支払い期限を超過後、催促を受けて何度も新たな支払日を提示。岡田氏は実施者に「大きなCFを立ち上げて資金確保に努める」などと様々な説明したが、実際には「体調不良」などを理由に大半の約束を履行していない。
未払い被害を受けた1社が山形鉄道。同社は2025年10~12月、うぶごえで実施したCFで785万6490円を集めた。関連ウェビナー登壇の謝礼金を含め793万5055円を26年1月末に受け取る予定だったが、支払いはなかった。
うぶごえからは当初「経理担当者が半休した」旨の説明があった。その後、計65万円の支払いがあったものの、提示された約束のほとんどは守られなかった。山形鉄道は未払いとなっている728万5055円の回収を求めて法的措置に乗り出した。
山形鉄道が地裁に提出した書類によると、同社は25年7月、都内の別企業から紹介を受け、うぶごえでのCF実施を決めた。12月までのCFで集めた支援金が、予定の1月末に支払われなかったのは前述の通りだ。
この記事は有料会員限定です
残り 1379文字

